近年、様々なモノがインターネットにつながる社会となり、企業や公的機関がサイバー攻撃を受けて個人情報の流出などのニュースを聞く機会が増えた気がします。
こうしたサイバー攻撃の脅威は年々増加し、サイバーセキュリティ技術へのニーズが高まっています。
また、技術者としてもITリテラシーを高めていく必要があり、
セキュリティ技術に必要なスキルや知識を紹介していきたいと思います。
1.サイバーセキュリティ技術に求められる知識
①ITに関する基本的な知識
攻撃者はコンピューターやネットワークなどのセキュリティホールを狙ってサイバー攻撃を行ってきます。
そのため、セキュリティはネットワークやサーバー、データベース、アプリケーションなどIT全般に関する幅広い知識を求められます。
➁暗号化や認証に関する知識
サイバーセキュリティには欠かせない暗号化や認証については習得が不可欠です。
暗号化には数学的な要素も含まれているため、数学の知識もあった方が良いでしょう。
③OSの知識
パソコンやサーバーによって様々なOSが搭載されています。
OSによって脆弱性の発見やセキュリティ構築の仕方も異なります。
最低限WindowsとMacOSについての知識は必要です。
④サイバー攻撃関連の知識
サイバー攻撃に使用する手段や技術についての知識も必要です。
また、最近のサイバー攻撃の動向や事例を知ることで効果的かつ効率的なセキュリティ対策を講じることが可能です。
⑤セキュリティに関する法律の知識
セキュリティに関する法律や制度の知識が必要です。
安全なシステム運用を行うためには、常に最新の法律にを学んでいく必要があります。
法律を理解することで、法令違反を防ぐことが可能です。
総務省 情報セキュリティ関連の法律・ガイドライン
⑥C言語やC++言語の知識
システムやアプリケーションにセキュリティ対策を行うには、プログラミングの知識も必要です。
特にC言語やC++言語は多くのプログラミング言語の元となっているため、確実に習得しておきましょう。
2.セキュリティの勉強におすすめの本
サイバーセキュリティを習得するのは多岐にわたる知識やスキルが必要になります。
そのため、どのように勉強すればいいか分からないという方もいると思います。
ここでは、セキュリティの勉強におすすめの様々な本ご紹介します。
ハッキング・ラボのつくりかた 仮想環境におけるハッカー体験学習
3.まとめ
年々巧妙化するサイバー攻撃に対抗するため、こうした知識をもつ技術者の需要は高まっています。
セキュリティに関する知識は幅広く、難しいイメージがありますが、
こちらで紹介した知識を学んでいき、価値のあるエンジニアになれればと考えております。