Metasploitable2を検証用ターゲットに用意する|安全な分離と復元

技術検証ラボ

1. 目的と安全な利用範囲

本記事では、意図的に脆弱な状態で提供されるMetasploitable2を、所有・管理する隔離環境で観察用ターゲットとして構築します。目的は、設定不備やログ上の兆候を理解し、防御・検知・復旧の考え方を学ぶことです。

Metasploitable2は、セキュリティ学習用に脆弱な状態で構成されたLinuxです。外部ネットワークや本番環境には絶対に接続せず、検証専用の仮想ネットワークだけで扱います。

2. 仮想環境で隔離する

本記事では仮想化ソフトウェア上に検証用のターゲットを構築します。ホストや普段使う端末から分離し、外部通信を必要としない構成にしてください。検証前には復元用スナップショットを取得します。

3.Metasploitable2のダウンロード

以下ダウンロードページにアクセスします。

Metasploitable – Browse /Metasploitable2 at SourceForge.net
Metasploitable is an intentionally vulnerable Linux virtual machine

ダウンロードしたファイルを解凍し、[Metasploitable.vmx]をVMwareにインポートします。

4.Metasploitable2の起動

4. 起動後に確認すること

起動後は、検証用の初期設定であることを確認します。実運用の認証情報や個人情報を投入せず、ログイン後は不要なサービスや外部通信が有効になっていないかを確認してください。

初期は英語キーボードとなってるため、日本語キーボードを使っているのであれば変更します。
※再起動すると英語キーボードに戻ります。

$ sudo loadkeys jp

6.静的IPの設定

6. 検証用ネットワークの確認

IPアドレスを固定する場合も、目的は検証環境内で通信とログの対応を観察しやすくするためです。外部ネットワークと重複しないアドレス帯を選び、インターネットへ経路が出ない構成にします。

現在のIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイをメモします。
筆者は以下となってましたが、環境によって変化する可能性があります。

現在のアドレス、サブネット、ゲートウェイを記録し、隔離された検証ネットワーク内だけで通信していることを確認します。環境により値は異なります。

ネットワーク設定の変更は、検証環境の設計書やスナップショットを残したうえで行います。変更後は、想定しない外部通信が発生していないかを確認してください。

(編集前)


(編集後)


サービスを再起動し、アドレスが反映されているか確認します。

$ sudo /etc/init.d/networking restart
$ ifconfig

ホストOSへPingが通ることを確認します。

通信確認は、検証用に用意した範囲内でのみ実施します。第三者の機器、公開アドレス、本番ネットワークへの到達確認は行いません。

7.まとめ

7. まとめ

注意事項
このブログの記事はセキュリティ向上を目的として、自分の所有する機器に実験を行います。
他者の機器やネットワークで試すことは絶対にしないでください。
詳しくはこちら

安全上の注意
Metasploitable2は意図的に脆弱な検証用システムです。所有・管理する隔離環境または明示的に許可された範囲だけで使用し、公開サービス、本番環境、第三者の端末・ネットワークには接続しないでください。検証方針は https://eidoblog.com/security-lab-policy/ を確認してください。

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