1. 目的と安全な利用範囲
本記事では、所有・管理する隔離環境で技術検証に使うKali Linuxの準備を扱います。目的は、攻撃を実行することではなく、通信・ログ・設定の仕組みを理解し、防御や運用改善に役立てることです。
Kali Linuxは、セキュリティ検証や調査に利用されるLinuxディストリビューションです。利用する際は、対象範囲の許可、ネットワーク分離、検証用アカウント、復元方法をあらかじめ決めます。第三者の端末・ネットワークや公開中のサービスを対象にしません。
2. 仮想環境で分離して使う
本記事では、仮想化ソフトウェア上に検証用のKali Linuxを構築します。普段使う端末や実データと分離し、検証前後でスナップショットから復元できる構成を優先してください。
3.Kali Linuxのダウンロード
以下ダウンロードページにアクセスします。
「Virtual Machines」をクリックします。
32bit/64bitが用意されているので、環境に合わせて選択します。
本記事では64bit版の「VMware」を使用します。
ダウンロードマークからダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを解凍します。
VMwareの「仮想マシンを開く」から、解凍したフォルダ内の[vmx]ファイルを開きます。
インポート完了です。
4.Kali Linuxの起動
4-1.仮想マシンの起動
VMwareの仮想マシンの再生ボタンから起動できます。
GRUBブート画面が表示されます。
そのまま数秒待てば、そのまま起動します。
すぐに起動したい場合は”Kali GNU/Linux”を選択し[Enter]キーを押下します。
4-2.ログイン
以下画面が表示されたら、初期ユーザ/パスワードを入力してログインします。
ユーザ名:kali
パスワード:kali
5.パッケージの更新
左上の黒いアイコンのターミナルを起動します。
下記のコマンドを入力し、更新します。(しばらく時間がかかります)
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get upgrade
6.基本設定
6. 検証端末としての基本設定
6-1. 画面ロックとログイン情報を保護する
検証端末であっても、画面ロックとログイン情報の保護を維持します。利便性のために認証を弱めず、共有端末では検証用の個別アカウントを利用してください。
ターミナルから下記のコマンドを入力し、インストールします。
$ sudo apt-get install -y task-japanese task-japanese-desktop
6-3.日本語表示にする
ターミナルから下記のコマンドを入力し 、実行します。
$ sudo dpkg-reconfigure locales
スクロールして「ja_JP.UTF-8」をスペースキーで選択します。
TABキーでフォーカスを変更して、<OK>でEnterを押下します。
「ja_JP.UTF-8」を選択して、 <OK>でEnterを押下します。 
下記のコマンドを入力し 、実行します。
$ sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
完了したら、Kali Linuxを再起動します。
6-4.日本語キーボードに対応
画面左上のKali Linuxのアイコンから「設定」>「キーボード」を開きます。
レイアウトのタブから「システムのデフォルトを使用する」をオフにしておきます。
キーボードレイアウトを編集し、英語(US)から日本語(OADG109A)に変更します。

6-5.タイムゾーンを日本に設定する
画面右上の時間表示を右クリック>プロパティを開きます。
タイムゾーンに「Japan」を入力し。閉じます。
7.まとめ
7. まとめ
注意事項
このブログの記事はセキュリティ向上を目的として、自分の所有する機器に実験を行います。
他者の機器やネットワークで試すことは絶対にしないでください。詳しくはこちら
安全上の注意
この記事は、所有・管理する隔離環境または明示的に許可された範囲だけで利用してください。公開サービス、本番環境、第三者の端末・アカウント・ネットワークに対して試行しないでください。検証ポリシーは https://eidoblog.com/security-lab-policy/ を確認してください。
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